
私たちの拠点
活動エリアである大崎下島久比集落は、かつて柑橘農業で栄えた地域です。1970年代の柑橘価格の暴落により産業が衰退しましたが、その後、大規模な開発が行われなかったため、当時の暮らしが現在も残っています。
かつては、藁葺き屋根の葺き替えや農作業などを手伝ってもらったお礼に食事をご馳走する「合力(こうろく)」と呼ばれる風習があり、現在でも、少量多品種の野菜を育ててシェアしあう家庭菜園「農床(のうとこ)」など相互扶助の文化が残っています。
また最盛期には、地域の支援を受けながら保育園から小中高学校までが揃えられたり、久比独自の奨学金制度が整えられたりと、歴史的に人の育成に力を注いできた地域性も、大きな魅力の一つです。